暗いところで本を読むと目が悪くなるという医学的根拠はない!

『暗いところで本を読むと目が悪くなる』と、昔はよく
親から言われたものです。

私も親となった今、娘に対して言っています。

でも、暗いところで本を読むと、目に一時的に負担を
かけることはあっても、目が悪くなる、つまり
視力低下をもたらすという意味での医学的根拠は
なかったのです!

スポンサーリンク

暗いところで本を読むと目が悪くなる!?

暗いところで本を読んでも、視力低下にはつながりません。
でも、焦点が合いにくくなるので、目が疲労します。
(視力低下にならない医学的根拠の概要は後述!)

大人の方が暗いところで本を読むと、目の疲れから
頭痛・肩こりになる可能性が大ですね。これは、
経験的に何となく理解できるんじゃないでしょうか。

しかし、子どもなら、まだまだ柔軟ですから、頭痛や
肩こりとは無縁だと思われます。

でも、子どもさんが暗いところで本を読んだ場合、
目の疲れからの頭痛や肩こりが起こらないとしても、
短い時間ですが、目がかすんだりぼやけたりといったことが
起こりやすくなります。
※目がかすむ、ぼやけるといった症状は大人にも共通しています。

暗いところで本を読んでも目が悪くならないとは言え、
快適さで考えれば、やはり適度な明かりの下での
読書がベストですよね。暗いとイライラしますから。

暗いところで本を読むと目が悪くなるに医学的裏付けなし

『暗いところで本を読むと目が悪くなる』が俗説だとする研究論文は
実はかなり前に発表されていました。

それは・・・

『医学的な裏付けがないばかりか誤りのものもある』とする研究を
米インディアナ大のチームがまとめて、2007年12月22日発行の
英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」クリスマス特別号に
論文を掲載したことが発端となっています。

インディアナ大の研究チームは、アメリカ国内で医療関係者ですら
信じていたとされる7つの言い伝えについての医学的裏付けとなる
文献データベースを調べたそうですが、その7つのひとつが暗いところ
での本読みだったのです。

日本語でわかりやすく解説したものがないかを調べてみましたが
さすがにありませんでした(^^;)

ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルの公式サイトを
開いて検索するしかないようですが、諦めました。
うまくヒットしたとして、読んでもわからないでしょうから^^

暗いところで本を読むと目が悪くなるのなら昔の人は近視だらけになりますね(Θ-Θ+)

よく考えると、今みたいに明るい蛍光灯なんて
つい最近のことです。

江戸時代なんて行燈の下で読書していたはずですし、
もっと前の時代でしたらもっと暗かったと思います。

昭和になってからだって、裸電球の下で読書していた
人も大勢いるでしょう。

ランプの宿って、けっこう人気がありますが、
泊まりに行ったら目が悪くなるの・・?

故事でいえば、蛍雪の功(けいせつのこう)に象徴される
ような、蛍を集めたり、雪あかりなんかで読書なんてしたら
たちまち近視になるはずですよね。

世界中の人が昔は近視だらけだった・・・なんて話は聞きませんから
そこから考えても『暗いところで本を読むと目が悪くなる』と
いうのは眉唾(まゆつば)だと疑いが生じます。

なんで『暗いところで本を読むと目が悪くなる』説が生まれたのでしょうか?

おそらく不適切な照明によって焦点を合わせづらくなり、眼精疲労を引き起こす事からくるもののようですが、この効果は持続するものではないようです。

ちゃんとした医学的裏付けのある説ではなかったようです。
ひょっとしたら昔の人の知恵の一種なのかもしれません。

眼精疲労って、頭痛や肩こりも引き起こす可能性があり、
体まで疲れさせますよね。

ですから、発育途上にある子どもたちに対して、親が
自分の経験から『暗いところで本を読むと目が悪くなる』と
半ば戒めのような感覚で注意喚起してのかも?

これは全くの私見ですので(^^;)

やっぱり子どもには適度な明るい照明の下で
楽しく読書してほしいですよね。

これからも娘には言います。
『暗いところで本を読むと目が悪くなる』って。