盲導犬の引退後の生活だけど飼い主と別れても幸せに暮らせるのか?

街中で時折り見かける盲導犬ですが、町の生活に完全に溶け込んでいますね。
飼い主を忠実にフォローする姿は実に健気です。

盲導犬を触ったり、お菓子をあげたりすることは厳禁ですが、
その一生懸命に飼い主を守る姿には愛くるしささえも感じます。

盲導犬と言えども、足腰が立たなくなるまでお仕事ができるわけではありません。
つまり、一定の時期が来たら引退して飼い主さんとお別れすることになります。
では、飼い主さんと別れた盲導犬は、その後、幸せに暮らせるのでしょうか?

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盲導犬の引退後の生活は幸せなのか?飼い主さんと別れても寂しくないの?

盲導犬は10歳前後で飼い主さんと別れて引退します。
10歳といっても人間でいえば60歳くらいですが、まだまだ元気な年齢です。

人間と比較しても、少し早めに引退して、引退犬飼育ボランティアの家で家族の一員として新しい生活を楽しんでいます。
つまり、もう外出する時にハーネスをつけなくてもよくなります

※盲導犬飼育団体によっては、引退犬を飼育する専門施設を備えているところもあります。

小さい頃から、ずっと人と一緒に暮らしてきた盲導犬たちは、最期の時までみんなに愛されて過ごしていきます。
一緒に苦楽を共にしてきた盲導犬の飼い主さんは、引退した元盲導犬の様子を聞いたり、新しい盲導犬と一緒に会いに行くこともできます。

盲導犬に導かれた飼い主さんにとっては、盲導犬への感謝の気持ちはずっと続きます。

このように、団体が組織的にしっかりしているところなら、盲導犬は最期のときまで幸せだと言えます。

しかし、そうとも言えない現実と実状があることは、ほとんど知られていないと思います。

現在、日本では盲導犬育成団体が全国に11団体あります。
厚生労働省が把握する盲導犬指定法人・訓練施設一覧です。

すべての盲導犬が、すべての盲導犬育成団体の下で、引退後に幸せに暮らしているのかは、はなはだ疑問です。

盲導犬の仕事はブラック企業のように過酷かもしれません!

はた目から見ると、健気で愛くるしく飼い主に寄り添う盲導犬ですが、生まれてからの実態を知ると動物虐待と疑いたくなる事実があるようです。

盲導犬は、せいぜい15年の短い一生に飼い主が最低5回も代わります。

繁殖家庭で生まれてから、パピーウォーカー家庭(団体に登録したボランティア家庭、PWと言われます)で育ち、次は訓練を受ける盲導犬育成団体(犬の所有者)、4番目は盲導犬の使用者(盲導犬にフォローされている飼い主さんです)、最後は現役引退後の引き取り先です。

これだけでも、ワンちゃんの情緒のためには非常に酷ではないでしょうか。
落ち着けるのは、誕生からパピーウォーカー家庭と暮らせる、せいぜい1歳くらいまででしょうか。

引退後は、落ち着ける環境が整えられていれば安泰ですが、そこは団体ごとに異なるようです。

例えば、このワンちゃんのように『盲導犬引退後のボランティア』の方が愛情をもって接してくれれば、それまでの盲導犬としての苦労も報われると思います。

盲導犬の人生は過酷過ぎて、室内犬とは雲泥の差のようです!

前述の『盲導犬の悲しい現実 制度に疑問の声』をお読みになったら、盲導犬について再考してしまいます。

もちろん、人間のために健気に働いてくれているのは確かなんですが、その境遇が不幸に満ち満ちている盲導犬は相当数に上るような気がします。

当然に正確な実態把握などされていません。
しかし、動物愛護法の精神に逆行するようなひどい仕打ちを受けているであろうことは容易に想像されます。

盲導犬として訓練を受けて、適正アリと判断されてからの7,8年ほどの間は(ひどい団体なら12,3年ほどは)酷使されます。

飲食を極端に制限されて、殴る蹴るの暴行を受け、それでも人間には忠実にならざるを得ないのが盲導犬の宿命です。

いくら、犬には躾が大事だと言っても、人間に盲目的に従うように単に洗脳されただけです。

失礼ながら、目の見えない方にワンちゃんのお世話は本当に十分にできるんでしょうか?
排泄後に拭いてあげることや体を洗ってあげることは、ワンちゃんを飼う上では必須の条件です。

衛生的にも十分でない環境で、ひたすら飼い主のフォローのために働き続ける…
当然に、我が子のように盲導犬と過ごす飼い主さんも少なからずいらっしゃると思います。

しかし、実態は本当に解明されません。
虐待に等しい扱いを受けている盲導犬は、多数存在すると推測されます。

我が家には脳梗塞で倒れたイタグレがいます。
散歩のときにはピョコピョコと歩けますが普段は寝たきりです。
でも、大切な家族の一員ですよ♪

さいごに

『盲導犬の悲しい現実 制度に疑問の声』をお読みになったらご理解いただけると思います。
この記事で盲導犬について深く考えさせられました。

もう盲導犬の時代は終わりにすべきです。
ワンちゃんも一個の命を持っているからです。

飼い主さんと一緒に仲良く生きたいはずです。
過酷な労働をするために生まれてきたのではないはずです。

物言えぬだけに、余計に不憫に思えます。

確かに視力障害者にとっては、盲導犬は必要欠くべからざる存在というのが現実です。
でも、高度のセンサー技術を駆使した盲導犬に代わる機器も実用可能だと思えます。

人と犬が本当に共存しているのか、盲導犬の実態から疑問に思えてきました。